昨今のYoutubeなどの動画投稿サイトや、Vtuberの台頭、配信などが盛んになった状況で、各界隈に熱狂なファンを持つインフルエンサーが登場してきました。
ファンも、彼らのイラストを描いて、Twitterに載せたりするファンアートもずいぶん一般的になってきたなと感じています。
平成から二次創作文化などを通ってきた自分からすると、ファンがイラストを描いて盛り上がるのは良い文化だと思う反面、危ういところもあるな~と感じます。
特に漫画・アニメなどの原作がある作品ではなく、アイドル・Youtuber・実況者・配信者などのそのひと自身が対象になるいわゆる3次元(ナマモノ)の扱いは昔から扱いに注意が必要なジャンルだったことが気になる一因です。
今までのファンアートや二次創作の在り方
原作がある漫画やアニメなどの作品を二次創作としてイラスト・漫画・小説をしたためる行為を同人活動とする文化は昔からあります。著作権的にはグレーな部類で、暗黙のルールのなか公式からは黙認されているようなものです。
昔から芸能人・ミュージシャン・アイドルなど実在する人物やグループに関する、同人活動もありました。3次元に関しても同様ですが、いわゆる実在する人物やグループに対しては「ナマモノ」として取り扱いは注意がいるジャンルだという認識が高かったですね。
二次創作のなかにはBLなど注意が必要な要素が含まれることが多いのも日陰でこっそり楽しむ文化ではあったと思います。
実際2010年代くらいは個人の投稿が本人に届くことはほぼありませんでした。
今やSNSの発達で気軽に拡散できますし、エゴサすればでてきますし、高確率で本人に届くことも考えられます。
ファンアートと二次創作は別物
SNSを介して、ファンとの距離が近くなった今、ファンアートと二次創作は区別すべきだと個人的には思います。
・ファンアート=本人に見てもらうための作品
・二次創作=本人に見られるのを避けるべき作品
最近では、配信者とファンとの距離が近すぎて、こっそり日陰で楽しんでいたものがででんと表に出ている状況や、その区別がつかないことが多発しているような気がします。
自分は某ゲームのe-sportsプロゲーマーのファンなのですが、たまにファンアートと二次創作が混同している作品TLに流れてきて「おぉ…」となります。
ファンアートは本人に見てもらう作品(応援)
個人的にファンアートと二次創作の決定的な違いは本人やほかのファンに見られても問題ない作品のことかなと思います。
実際にファンアートを推奨している方も多く、タグ付け「#~」で本人が見たり、反応してくれる場合があります。
純粋に応援する気持ちで描いたり、そのひとのイメージを壊さないものはファンアートの範囲だとされます。
二次創作=妄想ではある
忘れてはいけないのは二次創作=妄想であるということだと思います。
特にBLを連想させるものや夢小説っぽいものは注意が必要です。
その妄想をありありと載せて、本人の目に入ることが多くなってきているのがよく見られます。
感じ方は人それぞれですが、よく思わなかったり、複雑な気持ちになることもあります。
妄想したい気持ちわかりますが…、本人に見られているかもしれませんね。
TwitterやSNSへの投稿に注意
昨今のTwitterなどのSNSの拡散力と情報収集力はすごくて、フォローしてなくても関連ででてくるし、誰かがいいねやRTすればたちまち不特定多数の目にさらされます。見なければいいという理論が技術の進歩で不可避になっています。
3次元の二次創作・ファンアートを投稿するときの注意
なかには界隈で検索避けワードもありますが、今はAIの進化でフォローをしていなくても、似ているアカウント・他の人がいいね!したものなど傾向を掴んで表示させてくるのであまり意味をなさないことも。
ワンクッションを入れるのもあり
ちょっと趣味嗜好が入っちゃってるかも?と思ったらふせったーやぽいぴくにあげるなどワンクッションするだけでも配慮できます。
公開範囲を限定もでき、仲間内や見たい人だけが見れるようになります。
本人のみだけでなく、普通に応援をしている一般のファンとも住み分けができて良いですね。
応援する気持ちはわかりますが、二次元のキャラクターとは違い、そこには本人がいますので実在人物を描く側はいつの時代も配慮が必要ですね。
最近ではファンアートや二次創作などの公式ガイドラインを作っているひともいますがかなり少数です。個人的にはファンアートの敷居が高くなるのはよくないので、ルールでがちがちに縛るよりも一人ひとりが配慮できる環境ができたらいいですね~~~。というお話でした。
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