メタバースとか興味あるけど、日本で流行っているサービスないよね
最近メタバースやらNFTやらどこかしこで聞くので流行っているんだと思います。
こういうのって皆がやっているから初めてみるか~ってなると思うんですが実際日本で流行っているサービスってないですよね。
興味が持てるようなメタバースがあればやってみたいなと思ってたところLEGO公式Twitterからこんなツイートがありました。
@LEGO_Group レゴ公式ツイッターより
@EpicNewsroom
と協力して、子供たちがメタバースで遊ぶための楽しく安全な場所を構築できることをうれしく思います。
レゴとEpic Gamesが「子どものためのメタバース」構築に向けてパートナーシップを締結 – GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20220408-lego-group-epic-games-metaverse/
EpicGamesとレゴがつくるメタバース…!めっちゃ相性良さそうだし流行りそう!
メタバースとはなんぞや
そもそも最近よく聞くメタバースの意味はというと…
メタバース は、コンピュータやコンピュータネットワークの中に構築された、現実世界とは異なる3次元の仮想空間やそのサービスのことを指す。日本における意味合いにおいては基本的にバーチャル空間の一種で、企業や2021年以降新たに参入した人々が集まっている商業的な空間が主にそう呼ばれる。
メタバース – Wikipedia
バーチャル空間で商業的な空間のことをメタバースというようです。
感覚的にオンラインゲームなんかはそれに近いですが、そこで商売をしているプレイヤーや企業はいないので、あくまでメタバースではなく「ゲーム」として分類されます。
よく例に出されるのが細田守監督作品、映画「サマーウォーズ」のなかに出てくる「OZ」(オズ)の世界ですね。
人々は、自身の携帯電話・パソコン・ゲーム機でOZと呼ばれるネットワークに接続し、ショッピングやゲームだけでなく、納税や行政手続きなどの様々なサービスを利用できるという世界でした。
まさに現代でいうメタバース空間!
現行のメタバースで有名なのは、The Sandbox(ザ・サンドボックス)・ロブロックスなどが世界的に人気なメタバースのようですが、実際にプレイしている人には自分は出会ったことはありませんね。
EpicGames×レゴのメタバースが気になる理由
世界的に流行しているメタバースROBLOXに似てそう
自分がEpicGamesとレゴのメタバースニュースを見たときに一番最初に浮かんだのが…
「ロブロックス」っぽいな!
という感想です。
すごいビジュアルがレゴ感ありますよね。笑
このロブロックス、時価総額が3.3兆円(2021年3月)もあるオンラインゲーム企業Roblox(ロブロックス)の超世界的に人気なメタバースらしいです。
ゲーム版「Youtube」とも言われており、ROBLOX内ではのゲームを開発したデベロッパーに収益が入ります。
月間アクティブユーザー数は2020年7月時点の発表で1億5000万人以上います。特筆すべきは、13歳未満の子どもたちの数です。Robloxでは、インスタグラムやスナップチャット等の一般的なソーシャル・プラットフォームやWorld of Warcraftなどの世界的な人気MMO RPG(大規模多人数同時参加型オンラインRPG)において、利用最低年齢とされている13歳未満のユーザーが54%を占めています(ブルームバーグ報道)。
https://www.businessinsider.jp/post-250809
ROBLOXのユーザーは半数が13歳未満ってすごい…
ビジュアルはレゴ・中身はフォートナイトでも応用できそう
ロブロックスをプレイしたことないのであくまでも想像でのお話なんですが、ビジュアルレゴの中身フォートナイトっぽいなと少し思いました。
フォートナイトでもゲーム内モードで自由に作成できる「クリエイティブマップ」があります。そこで公開したゲームやマップは誰でもがプレイできます。
フォートナイトにはクリエイターサポート制度があり、ゲーム内アイテムをプレイヤーが購入するときに応援したいクリエイターのコードを入力するとその収益の一部がクリエイターに還元されるというものです。
クリエイティブだけで別ゲーになるくらいのクオリティが高いもの多い!
フォートナイトよりももっとクリエイターの収益になれるような仕組みができれば、クリエイターも多く獲得できてクオリティの高いサービス空間になりそうです。
EpicGamesにはフォートナイトのノウハウがある
上でも記しましたが、EpicGamesといえばオンラインTPSゲーム「フォートナイト」ですよね。
実際にフォートナイトをプレイしている身としていえば、フォートナイトは既にメタバース的な要素を持っているゲームです。
条件はありますが、クリエイターとしてフォートナイトプレイ動画やクリエイティブマップを公開することで収益を得ることができます。企業やアパレルブランド・アニメ・映画・他ゲームとのコラボも盛んに行われており、過去に多くのスキンと呼ばれるゲーム内アイテムを販売した実績があります。
日本のアニメだと「NARUTO」とコラボしていたり、日本でも大人気アパレルブランド「バレンシアガ」のスキンも発売していました。もちろん買いました。
LEGOには歴史とクリエイティブなコンテンツがある
上記でROBLOXのビジュアルがほぼレゴということを挙げましたが、それだけレゴのビジュアルが親しみやすいということだと思います。
レゴブロックの歴史は1950年ごろから始まり、2022年の現代でも全世界の大人から子供まで楽しめる玩具としての強い知名度とブランド力があります。
レゴの魅力として、創造する自由度が高いブロックでの工作のイメージがありますよね。
メタバースになるとどうレゴの世界観を実装するか気になりますが、レゴブロックのクリエイティブ的な要素は入りそうですよね。
クリエイターがメタバース内で活躍できるのは第一要素だと思うのでメタバースとレゴはすごく相性がいいと思います。
実物を使ったレゴ工作でもすごいオブジェクト作ったりする人いますよね、現実ではありえないブロック数で作れたりしたら楽しそう!
メタバース=お金儲け層には刺さらない可能性
このEpicGamesとレゴのメタバース、「メタバース=なんか儲かりそう」みたいな層には刺さらないかもしれません。
今自分がメタバースに感じている印象は、金儲けしたろ〜〜〜〜って人が多すぎてコンテンツは二の次感を感じています。
メタバースって「楽しそうだから始めよう!」というより「儲かるかも!」という話題性のほうが高い気がします。
サンドボックスのニュースでの取り上げられ方は、「企業がサンドボックス内の土地を購入して投資している」、だとか「サンドボックス内の土地の価格が急騰している」だとかで、サンドボックスのコンテンツというより投資的面が取り上げているなぁと感じています。
今後Epicとレゴのメタバースがどういう世界観で運営していくかは、気になりますがROBLOXやフォートナイトのようにクリエイターに還元するだけの方向だと、そういった方面には刺さらないかもしれませんね。
サンドボックスのように仮想の土地だったり広告枠があったら食いつくかも…?
子供に安全なメタバースを目指すエピックとレゴ
両社は、子ども向けのメタバースを構築するにあたって、次の3つの原則を打ち出しています。
引用:レゴとEpic Gamesが「子どものためのメタバース」構築に向けてパートナーシップを締結 – GIGAZINE https://gigazine.net/news/20220408-lego-group-epic-games-metaverse/
・安全と幸福を優先することで、子どもたちの遊ぶ権利を守る。
・子どもの利益を第一に考え、プライバシーを保護する。
・デジタル体験をコントロールできるツールを用いて、子どもと大人を元気づける。
レゴというブランド自体が子供向けのおもちゃを扱っているため、ターゲットは「子ども」です。
ROBLOXのプレイヤーの半数が13歳未満だということを踏まえると、十分ROBLOXの上位互換になりえそうで市場価値も高そうな気はします。
そうなると収益のあげかたは、ゲームを作ったりするクリエイターに重きが置かれそうな予感がします。
そもそもオンラインゲームじゃダメなのかという疑問
自分がメタバースのニュースを見るたび思うのが「オンラインゲーム」って既にメタバースじゃね?って思うわけです。
既にEpicGamesが運営している「フォートナイト」でも十分メタバースの要素を持っていると思います。
バトロワゲーだけでなく、クリエイティブモードを使えばMincraftのように自由自在にオリジナルマップやゲームを作ることができます。協力ゲー・脱出ゲー・ホラーゲーやボイチャするだけのマップもあったりフォートナイトの中だけでむ無数のゲームが存在しているといって過言じゃありません。
大人気宇宙人狼ゲームAmongUsをぱっくったにインスパイアされた人狼ゲーム「インポスター」もフォートナイト内で遊ぶことができます。めちゃ楽しい。
他にも、ゲーム内イベントで米津玄師のライブを観るイベントがあったり、海外サーバーでは競技大会の観戦がゲーム内でできたり、これってメタバースそのものだなぁと思いました!
なぜフォートナイトじゃだめなのか
なぜ、すでにメタバース要素があり、世界的にも大人気のフォートナイトではダメなのかと疑問に思ったりもします。
個人的には1.ゲームをやらない層を取り込む 2.メタバースの枠を決める ためかなと思います。
フォートナイトってあくまでバトロワシューティングゲームがメインのサービスになるので、すごいクオリティのクリエイティブでもおまけなわけです。ゲームをやらない層にとっては、興味は示さないでしょう。
あと、「これはメタバースですよ!」と枠組みをしっかり決めてあげることで利用者も「これはメタバースなんだ」と認識して利用すると思うんですよね。既存のゲームをメタバースとして扱うよりも、そういう新しいリリースが必要なんだろうなと思います。
なんやかんやメタバースに興味あり
EpicGamesとレゴがつくるメタバースについて色々と思うことを述べてきましたが、なんやかんや楽しみではあります。
メタバースを始めてみたかったんですが、アバターのビジュアルとかがあんまり魅力的じゃないんですよね。
SandboxとかRobloxとか外国的なデフォルメで日本人にはあまりうけないのも流行らない要因なのかなとも思います。
VRChatでバ美肉してみたい。
ほかのメタバースについても始めてみたいなと思うのでありました。
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