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ジブリ映画「君たちはどう生きるか」│見た感想「なんかよく分からなかった」

宮崎駿監督映画「君たちはどう生きるか」を見た感想です。
以下ネタバレを含みますのでご注意ください。考察は個人の感想です。

ちなみに事前情報ゼロで鑑賞し、この感想・考察も他の人のレビューや考察、小説「君たちはどう生きるか」は見てない状態で小並感で書いています。
解釈違いあったらすまんなということで!よろしくお願いします。

目次

第一印象 個人的には「面白かった」

観た第一印象は「面白かった」です。
この作品は賛否両論分かれているらしく、実際に身近でも分かれていて、一緒に観に行った人は「面白くない」と感想でした。

面白い派(私)の感想

ゆきち

映像や世界観がすごい、キャラクターのコミカルさもあって面白かった。時間があっという間にすぎた。よく分からない要素も多いけどもうちょっと考えたいって思った。

面白くない派の感想

面白くない派

分かりやすいテーマがなく、結局何が言いたいのかわからない。キャラクターに共感できないし、感情移入できない。

面白くない派の人に「逆にどこが面白かったのか教えて」と言われて戸惑いました。笑
正直「なんかよく分からんのに面白い気がする」って感じでした。

実際2時間あっという間に過ぎたし、何かありそう…みたいな展開がずっとあったからもう1回観たら何か分かるかも…みたいな期待感を感じたかもしれません。結局見終わって考えても、何もわからないのですが。

あれ、そう考えてみるとどこが面白かったかうまく言語化できない…

あらすじ

太平洋戦争末期。母を空襲で亡くし父と疎開したものの、新生活を受け入れられずにいた少年。ある日、彼は大叔父が建てたという洋館を発見し、謎のアオサギに導かれながら洋館に足を踏み入れる。(引用:映画.com)

最初のマヒト母の病院が燃えるシーンの迫力はすごかったですねぇ。気合の入れようが明らかに最初のシーンがMAXのように感じました。それでは、以下感想です。

感想① 明確な分かりやすいテーマは無いように感じた

賛否両論になっているのが明確なテーマや分かりやすいストーリーがないからだと思います。
物語の主軸になるものがあるようで、ないような…みたいな感じ。
主人公が困難を乗り越えて成長!とか悪党倒して平和な世界に!とか青春ラブストーリー!とかではない。

主人公マヒトも、多くは語らず…って感じで、最近の自分の心情語り尽くす系のキャラクターではまったくない。どことなくアシタカみを感じる。

あまり心情を語らない主人公マヒトですが、感情の動きは作中で多少描かれています。
分かりやすいのは、父の再婚相手で新しい母になるアサコへの感情の変化です。最初は明らかに嫌そうな雰囲気ですが、徐々に受け入れられるようになっています。

物語序盤ではアサコから妊娠しているお腹にマヒトの手をとって触らせるシーンは、明らかに嫌がる表情をしている。あとは部屋を抜けだしてマヒトのことを使用人のお婆ちゃんたちとアサコが一緒に探している声を聞いても眉をひそめる描写があったし、新しい環境とか新しい母とかを受け入れられない気持ちがあったとは思う。

物語が進むに連れてマヒトは、アサコのことを「母さん」と呼びかけるので母として認めるようになります。
だけどマヒトのこの心情を成長として物語の主軸にするには弱いし、それが言いたいことではない気がする。

感想② ファンタジーと昭和の時代設定のチグハグさ

なんか物語の設定されている大戦中の昭和初期の感じと、洋館からのファンタジーな世界観がチグハグで不思議な感じがした。

もんぺ和装みたいなキリコの姿と、洋風な家の内装がチグハグさとか。明らかに際立ってる。
あれはキリコが元々あっちの世界の住民ではないことを表していただけなのかな?とも思った。

感想③ 唯一分かったのは時間と空間軸

唯一わかったのは現実世界とは別の世界があるということ。世界は干渉しあっていて、世界の成り立ち、生命の誕生と死。私たちは現代の科学や理論で理解しつくしているけどほかの違う次元で違う世界が生まれては崩壊していっているのではないか…とも考えました。

感想④ わたしの教養や知識が足りないのか…?

と、いう感じで思い返しても分からないことだらけなので、わたしの知識不足なのかな、と思ったりもして。

作中にもマヒトが読んでいる、題名にもなっている「君たちはどう生きるか」の小説も読んでいませんし、ほかのジブリ作品の考察なんかもまともに読んだことないので、宮崎駿作品に共通するテーマ!!やこうした想いが込められている!!!みたいなものも全く知らないのです。

ただアニメの表面上のストーリーを楽しむ一般的な楽しみ方をしてきましたし、その楽しみ方で十分ジブリ作品が好きでした。けど、今回はそれだけだと「?」ってなる作品ではありましたね。

教養を知っている人間からしたらおもしろく感じるのかな~~?この映画を単独の作品としてみたとき前提の知識や教養が必要だとしたら相当理解が難しい。
でも、コミカルなキャラクターたち(おばあちゃん達・アオサギ・わらわら・インコたち)のおかげで見ているだけでもファンタジーな世界観を楽しめるようにはなっている気がする。

分からないことだらけだけど、分かりたいとは思う。

今回のジブリ映画「君たちはどう生きるか」は、エンタメとしての分かりやすさとかは捨てられたものは明らかだと思う。

実際観て「よく分からないな。」って思ったし、こうやって思い返して考えてみてもよく分からないことがたくさんある。
ジブリ好きや教養があれば分かることもあったんかな?

もしそうであれば、万人に受けれ入れられないから賛否両論あるよね。というのが感想です。
ただ、映像とか背景とかキャラクターの動きとかは本当にすごいし、それだけでも価値はあるとは思う。
個人的には絵本とか、極まったアート作品の類なのかなとも感じました。

とりあえず、今は私が見たり考えたりしただけの一次情報だけだから、これからほかの人の考察や感想とか見てみて改めて考えたいなと思いました。

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